小原歯車工業株式会社
小原歯車工業株式会社
昭和10年の創業以来、歯車一筋に、産業界を支える小原歯車工業。旋盤用替歯車を標準化して製造販売したものが、KHK標準歯車の始まり、お客様のニーズにあわせ即納体制を整え、平歯車、かさ歯車、ウォームの標準化にも取り組み、それらのモジュール化を進め、広く社会貢献している企業。
歯車と軸の一般的な取り付け方法は、キー・止めねじ方式。
ユーザー様から、この方式だと軸との精密な同心度が出しにくい上、歯車と歯車を組み合わせるときに回転方向へ回転させることが難しいと組み立ての順序にも大きな制限がでてしまう。
さらに使用環境によっては、歯車に取り付けた軸がフレッティングを起こしてしまい、メンテナンスに支障をきたすこともある。
また、同心度における精度だけであれば、焼きばめなどの方法もあるが、やはり位相合わせがむずかしく、何より分解することが困難になる。
組み立てにおける調整に多大な時間を割いているが、そもそも、その調整ができる人材が確保できなくなっている。
小原歯車工業の高精度なオーダー歯車
メカタイプの軸締結具の存在は知っていたが、ボルトの本数が多かったり、ボルトの締め付けで外側のスリーブが引っ張られ歯車が軸方向へ移動してしまうため、あらかじめ移動量を考慮した上で、調整して使用しなければならず、あまり魅力を感じなかった。
そんな時、油圧タイプのETPブッシュの存在を知り、興味を持ったのが始まりでした。
ETPブッシュの同心度は、0.006mm と非常に高精度な保証値、それを、ボルト1本の締め付けで実現。メカタイプの軸締結具のように軸方向へ移動してしまうこともないため、複雑な調整をしなくても簡単に組付けられるようになった。
高精度なオーダー歯車の組み付けに悩みをお持ちのユーザー様にぜひ紹介したいと思います。
高精度の歯車の性能を損なわず取り付けが可能