ヤマハ発動機株式会社 ロボティクス事業部
ヤマハ発動機株式会社
1955年創業。「感動創造企業」を企業目的に掲げ、事業の多角化とグローバル化にチャレンジする企業。ロボティクス事業部では、産業用ロボットのほか、サーフェスマウンター、半導体製造装置、産業用無人ヘリコプターなどを製造・販売し、生産現場の最適性を提案している。
ヤマハ発動機のモータレス単軸アクチュエータLBAS05、LBAS08には、三木プーリさんの「SFC(金属板ばねカップリング)モデル」を採用しています。カップリングは、各社それぞれに軸芯を合わせるためのポリシーがありますが、三木プーリさんの1点固定の構造は組立がしやすく、工程でのミスがほとんど発生しないので、非常に助かっています。
これまでも三木プーリさんのカップリングには絶大な信頼がありましたが、当初はほとんど取引がなかったにもかかわらず、営業の方が弊社に足繁く通われて、製品をPRされていたのが印象に残っていますね。
営業の方の売り込みのおかげで、カップリングの他にもいろいろな製品を販売されていることがわかりました。小型スカラロボットYK400XRへ三木プーリの「BXW(無励磁作動形ブレーキ )モデル」を採用することになったきっかけも、営業の方からの製品PRでした。
ヤマハ発動機のモータレス単軸
アクチュエータLBAS05、LBAS08搭載
三木プーリの「SFC(金属板ばねカップ
リング)モデル」
スカラとは、SCARA:Selective Compliance Assembly Robot Armの略。スカラロボット(水平多関節ロボット)とは、水平方向にアームが作動する産業用ロボットのこと。4軸構成で上下方向の剛性が高く、かつ水平方向にやわらかさを持っている。電機分野における組立工程(部品の押し込み作業など)に幅広く採用されている。
ヤマハ発動機の小型スカラロボットYK400XE-4は、構造を見直し、高品質、高機能でありながら優れたコストパフォーマンスを誇る製品。ロボットの性能を最大限に引き出すことにより、標準サイクルタイム0.41secを実現している。
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他社のブレーキを採用していた単軸ロボットが市場トラブルを起こし、その対応策に悩んでいた際、三木プーリさんがブレーキメーカーを紹介してくれて、問題を解決できたことがありました。
以来、三木プーリさんとはいつか一緒に仕事をしたいと思っておりました。その後、私が小型スカラロボットYK400XRの開発を担当することになったときに、三木プーリさんにお声かけさせていただき、「BXW(無励磁作動形ブレーキ )モデル」を採用することになりました。
期待通りの性能とコストでご協力いただき、魅力的な商品を開発することができました。 評価・耐久試験では、三木プーリさんの開発の方にもご尽力いただき、スムーズに立ち上げることができました。おかげさまで小型スカラロボットYK400XRは弊社の売上を支える主力商品となりました。現在はYK400XRからさらに性能を向上させたYK400XE-4(もちろんBXWモデルを搭載)が後継機種として発売されています。
ヤマハ発動機の
小型スカラロボットYK400XE-4
三木プーリさんの営業の方は、専門知識が豊富なので、技術的な相談もその場でできてしまうのがとてもありがたいですね。また、何かあれば来社されて丁寧に対応してくださいます。
三木プーリ製品の長所は、壊れずに機能し続けることです。 おかげさまでメイン市場の中国でも、大きなトラブルがなく、たいへん助かっています。 これからも市場の大きな変動に対しても追従していかなければなりませんので、さらにフレキシブルな供給体制をお願いしたいと思っております。
将来的には壊れるタイミングを予期するデータなどを事前に共有できれば、予知保全ができていいですね。 また、商品の開発サイクルが短くなっていく中で、三木プーリさんのほうでも並行して製品を評価できる体制などを作っていただけると、とても心強いですね。
ヤマハ発動機の小型スカラロボット
YK400XR搭載、三木プーリの
「BXW(無励磁作動形ブレーキ )モデル」